docomoで5インチ以下のハイスペックスマホとして非常に貴重な存在である3機種について、機種変更を前提とした比較を行ってみたいと思います。
比較にするのは4~4.7インチという片手でも扱いやすいサイズでありながら、性能も非常に良いものを備えている3機種です。
- AQUOS Compact SH-02H
- Xperia Z5 compact SO-02H
- iPhone SE
これらのコンパクトモデルの雄を、主に機種変更を想定して価格やスペックなどの点でどれだけ違うかというものを比較したいと思います。
3機種の機種変更価格
一番大事かもしれない機種変更時の価格についてを比較したいと思います。
まずは表からです。
AQUOS SH-02H | Xperia SO-02H | iPhone SE 16GB | |
26歳以上の機種変更
(春のおとりかえ割適用) |
21384円 | 36936円 | 20736円 |
26歳以上の機種変更
データM&シェア10以上 (春のおとりかえ割適用) |
11016円 | 26568円 | 11016円 |
25歳以下の機種変更
データM&シェア10以上 (春のおとりかえ割適用) |
11016円 | 11016円 | 64GBのみ10368円 |
FOMAからの機種変更
(データM&シェア10以上) |
追加割引なし
上記の各条件次第 |
追加割引なし
上記の各条件次第 |
648円 |
各機種どれも割引の入る条件が違うため、条件次第では機種変更できる金額というのが異なります。
データSパックとシェアパック5は一番安いプランですが、これに加入している場合は割引が減って実質価格が高くなるようになっています。データMとシェア10以上の契約をすれば月々サポートは通常通りの金額になって実質価格も安くなります。
春のおとりかえ割は5月31日まで。条件は6ヶ月以上の既存機種利用回線からというのがありますが、これは月々サポートの適用条件とも重なるため、全ての人が結果的に満たせる条件です。
U25スマホ割はXperiaで追加割引が得られる条件です。25歳以下なら対象で、これを満たせれば実質価格は大きく割引されることになります。
こうしてみるとXperia Z5 compact SO-02Hがちょっと安くなるのに条件が必要なものの、全体的に価格は抑えられていると言えそうです。しかもここにキャンペーンとして家族まとめて割なんかも追加できるため、それを利用すれば3つのスマホ全てが実質0円ぐらいにまで安くなりそうです。
3機種のスペック
この3機種はどれを使っても困ることはないぐらい性能は良いですが、機能などのところで違いがあり使い方も微妙に異なってくるので、ポイントごとのスペック比較をしてみたいと思います。
SoC/RAM比較
AQUOS SH-02H | Xperia SO-02H | iPhone SE | |
SoC | Snapdragon 808 | Snapdragon 810 | A9 |
RAM | 3GB | 2GB | 2GB |
サイズや画質比較
AQUOS SH-02H | Xperia SO-02H | iPhone SE | |
画面サイズ | 4.7インチ | 4.6インチ | 4インチ |
解像度 | 1920×1080 | 1280×720 | 1136×640 |
カメラ比較
AQUOS SH-02H | Xperia SO-02H | iPhone SE | |
フロントカメラ | 500万画素 | 510万画素 | 120万画素 |
リアカメラ | 1310万画素 | 2300万画素 | 1200万画素 |
日本向け機能比較
AQUOS SH-02H | Xperia SO-02H | iPhone SE | |
日本向け機能 | ワンセグ 防水防塵 ハイレゾ おサイフケータイ micro SD対応 |
ワンセグ 防水防塵 ハイレゾ おサイフケータイ micro SD対応 |
2年後の3機種の価値
この3つの機種へと機種変更した後、2年経った時に次に機種変更しようとした時に有利になる機種というものを考えてみようと思います。完全に予想レベルですが、リセールバリューや今後のdocomoの力の入れ方なんかを過去の実績から考えます。
iPhone
iPhone SEへ機種変更した場合、2年後に機種変更するスマートフォンは通常よりも安く機種変更できる可能性が高いです。その理由は次の3つから考えられます。
中古スマホとしてリセールバリューが高い
iPhoneユーザー向けの機種変更クーポンが新型iPhone発売と同時に送られてくる
iPhoneからの機種変更で優遇されるキャンペーンがある
まずiPhoneはこれまで中古市場でかなり価値を高く設定され、中古品でも高額に取引されていた実績があります。このiPhone SEもそうした傾向は続くでしょう。更にキャリアが行う下取り施策でもiPhoneは優遇されており、2年後の機種変更時に大幅な割引を追加してくれるスマホになってくれるかもしれません。このリセールバリューの高さはAndroidにはないものであるため、2年後を考えた時にも悪くない機種になるでしょう。
またiPhoneは新型発売に合わせてiPhone契約の回線宛てに割引クーポンが配られており、2年後も続いているようならばこちらも期待できるでしょう。またキャンペーンの適用条件にiPhoneからの機種変更が必須といったものがあるため、これからもiPhoneを使い続けたいという人はiPhone縛りで契約を更新していくのが無難です。
Xperia
Xperia Z5 compactはiPhoneほどキャンペーンには恵まれていませんが、リセールバリューの点ではiPhoneに匹敵するために、その点を考慮すれば2年後の機種変更を安くしてくれる可能性のあるスマホです。
Xperiaシリーズはキャリアの下取りだとMNP向けのものしか優遇はされませんが、中古市場では非常に高い人気を誇っており、Xperia Z5 compact SO-02Hのようなハイスペック機種なら2年後でも平均値よりも高額な金額で買い取ってくれるでしょう。
MVNO向けに使う需要がこれからも増えていくことが予想されるため、Xperiaシリーズのリセールバリューは高いままになるでしょう。
AQUOS
AQUOS Compact SH-02Hについては先ほどのiPhoneやXperiaのような期待できるリセールバリューの高さや特別なキャンペーンなどが行われた実績がないため、2年後の機種変更の時に通常より安く出来る可能性は低いでしょう。スペックが高いため中古市場で需要があるかもしれませんが、これまでのシャープスマホが高い評価になかったためそこは判断が難しいところです。
iPhoneやXperiaに比べると2年後の機種変更を助けてくれる確率は低いでしょう。
タイプ別オススメ機種
最後にこれらの比較からこの3つのスマホがどんな人にオススメなのかを考えます。
まず26歳以上で安いスマホが欲しい人にはAQUOS Compact SH-02HとiPhone SEがお得に機種変更できるのでオススメです。
その中でもスマホに問題が起きた時やわからないことがあってドコモショップでのサポートが欲しいと感じている人は、特にAQUOS Compact SH-02Hが良いでしょう。iPhoneの場合はAppleストアでないと基本的にトラブルの対応はしてくれず、Androidスマホのように店頭での修理受付などをしてくれません。これはそこまでスマホに詳しい人にはサービスとしては不親切ですので、キャリアと連携したサポートが取れるAQUOSのほうが良いはずです。
それでもiPhoneが良いという人やこれからもiPhoneを継続的に利用したいという人は、iPhoneを優遇したdocomoの施策などがありますから、故障時の不便を理解した上で安くiPhoneを契約したいならiPhone SEが無難です。
Xperia Z5 compact SO-02Hは25歳以下ならば選んでいいです。iPhone SEの4インチの画面ではコンパクトながらも狭すぎると感じることもあるでしょう。リセールバリューの高さがiPhone級なので、今後の機種変更時にも売却などの手段をとれば安くすることが出来ます。ブランド価値としてもiPhoneに負けてませんから、年齢条件を満たせるならばこちらの機種の利用が良いでしょう。サポートや防水などの安心度の高さも評価出来ます。
このように今docomoで契約できる3つのコンパクトモデルについて比較をしてみたので、片手持ちで使える機種が欲しかった人は参考にしてみてください。
機種変更だとドコモオンラインショップが契約にはオススメです。
理由は頭金がいらない、不要なオプション契約を強要されない、待ち時間がいらない、事務手数料が特別に無料などからです。発売日当日にスマホが欲しいならばケータイショップのほうが早いですが、特に今回はそういう機種じゃないので、安さというメリットを得られるオンラインショップのほうが良いと思います。
SIMカードを取り換えるだけですから不通時間はありません。もしも設定が必要ならばドコモオンラインショップ契約からのドコモショップ受け取りを選んでそこで設定してもらいましょう。これならもう契約は済んでいるので、ショップに頭金や事務手数料、それに不要なオプション料を取られる心配がありません。
コンビニ受け取りも指定できるので時間のない人にも有効かと思いますので、利用に損はないのでこちらも安く買うコツとしてお伝えしておきます。
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