【au】iPhone5の機種変更に規制、3ヶ月以内に機種変更しようとすると1万円の手数料上乗せ

auで新しい規制が始まりました。
BCNランキングというスマートフォンの売り上げを記録している媒体があるのですが、こちらのある週のランキングが話題になっていました。それは、各社のiPhone5sではなく、auのiPhone5が総合ランキング1位になっていたのです。
この原因について、メディア媒体では、キャッシュバックがついてるからauのiPhone5が売れているという論調で語っていました。
ですが、それは本当の原因ではありません。auのiPhone5が売り上げの総合ランキングで1位になったのは、機種変更されまくったからです。

今回はその売り上げ総合ランキングでなぜiPhone5が1位になったのか、そして、それに対するauが新たに始めた規制について紹介しようとおもいます。

 

定価よりも高い買取金額

 

なぜiPhone5がランキングの上位になったのでしょうか。
それは、iPhone5の定価40320円よりも高い買取金額の相場が原因としてあります。
iPhone5の買取金額相場は、ランキングが集計されている期間の間、44000円近くありました。定価が40320円なのですから、単純に1台につき4000円の儲けです。
機種変更手数料が2100円かかるから薄利じゃないのか、という人もいますが、家電量販店のポイントはiPhoneに5%つくので、定価で買えば機種変更手数料分のポイントが稼げて実質チャラになります。
クレジットカードで支払えばそちらのポイントも入ってくるため、ほぼ4000円の利益は出てきます。

ですので、毎日複数の回線でたくさんの機種変更をしていけば、大量にiPhone5を購入できるため、1台4000円の儲けが出る商材を、一日に10台、いやそれ以上の台数を得ることが出来ます。
そのため、auのiPhone5は買取金額が4万円ちょうどに落ちるまで、毎日こうした機種変更を行われて売り上げを伸ばして行ったのです。
ここで携帯の契約に詳しい人は疑問におもうかもしれません。auは1日に1回しか機種変更出来ないのではないかと。ですが、こうした問題はオーダー調整をかけることで簡単に回避できます。ですので、機種変更の制限は事実上ありませんでした。

この買取金額よりも安いiPhone5の定価による機種変更買占めが、iPhone5が売り上げのランキングで1位になった本当の理由です。
9月の終わりにその勢いが鈍くなったのは、買取金額が4万円と利益が出なくなったからです。

 

10月にauが対策開始

 

買取金額の下落で一時iPhone5の機種変更買占めは収まりましたが、現在再び買取金額が上がってきています。
その額は43000円と、iPhone5の定価を考えると3000円の儲けが出ます。
この機会に再びiPhone5の機種変更を始めようと、家電量販店へ行ったところ見事にauが機種変更を封じる対策をとっていました。
これはヨドバシカメラとビックカメラで確認しました。どうやら店ではなく、auからの指導のようです。
その内容は

  • iPhone5に限り、3ヶ月以内に機種変更をしている回線には機種変更手数料が10500円増額

という機種変更封じ策が行われていました。
これにより、これまで可能だった機種変更でiPhone5を大量購入するという技は終わってしまいました。買おうとおもえば何台でも買えはしますが、赤字です。

 

 

この対策で、残念ですがiPhone5を機種変更で回すことはできなくなりましたが、それにより白ロムとして出回る数もすくなくなるため、今後は買取価格がもっと上がっていくのではないかと予想します。

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