生まれ変わったARROWS NX F-06E CPU変更で汚名返上へ

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docomo夏モデルの新作スマートフォンとして6月7日に富士通から発売されるARROWS NX F-06E。

発売前に暫く触る機会があったので今回はそのレビューや感想といったもの紹介しようと思います。

評判の良くなかったハイエンドARROWS

さて、スマートフォンの情報を追いかけている人にとってARROWSとはどういうブランドでしょうか。初期のほうこそARROWSは「全部入り」の「ハイスペック」機種としてユーザーの購入機種の候補に上がっていたものです。

ところが、実際に各ARROWSシリーズを使ってみると数多くの不具合が発生、スマートフォンの基本的なブラウジングなどといった動作で不具合が出るだけでなく、通話も出来ないという電話としては致命的な不具合が上がる始末でした。

ARROWSシリーズは代を重ねても似たような不具合を解消することが出来ず、次第にその評判が落ちていってしまいます。ネット上ではもはや絶対に買ってはいけないスマートフォンの烙印を押され、地雷機種としての扱いが定着してしまっているのが現状です。

 

CPUを変更で巻き返しに

こうした不具合の連発、及び評判の悪さについに富士通も動きます。これまでその評判の悪さの一因として指摘されてきたNVIDIA社が提供するCPU「Tegra」シリーズの採用を辞め、Qualcomm社製のCPU「Snapdragon」を採用し始めました。

これまで富士通のミドルエンドARROWSシリーズはハイエンドARROWSシリーズと比べると、その評判は上々なものでした。その理由の1つとして挙げられていたのがCPUの違いです。ハイエンドARROWSシリーズは「Tegra3」を、ミドルエンドARROWSシリーズは「Snapdragon」でした。SnapdragonをCPUに採用したミドルエンドARROWSは不具合こそ初期の段階でこそ発生したもののアップデートで対処可能なものであり、基本的な動作についてはハイエンドARROWSにありがちであったカクカク感や重さというものを感じない軽快な作りを実現できていました。

そうした実績を買われ、ARROWS NX F-06Eでは今までのTegra3からSnapdragon 600というCPUをハイエンドARROWSシリーズとしてはじめて採用、ARROWSブランドの回復を目指した変更を行なっています。今回の「NX」というネーミングについても「New」や「NEXT」といった意味合いが含まれているとされ、富士通のARROWSシリーズ再編への意志が読み取れます。

 

実感できる動きの変化

こうした意欲的な富士通の姿勢がどこまで今回のARROWS NX F-06Eに出すことができているのか、docomoスマートフォンラウンジにおいて実機を触ることで確認してみました。

まず感じられるのが動きの軽快さ。これは前回のハイエンドモデルF-02Eにはなかったものです。F-02Eでは解像度が上がったためか単純なスクロールですら処理が追いつかない場面が目立ち、動きの質の悪さが他社に比べると大きく感じられるところでした。

それが今回のARROWS NX F-06Eにおいては非常にスムーズな動きを実現しています。これがCPUの変更によるものなのかは定かではありませんが、ようやく他社のようなまともな動きのできるスマートフォンが富士通から出てきたな、というのが印象として強く残りました。

 

綺麗すぎるディスプレイ

今回のARROWS NX F-06Eが注目される理由の大きな部分としては5.2インチの大画面でフルHDという解像度を実現している点にあると思います。とにかくこのディスプレイの見せる美しさは素晴らしいです。現在フルHD機はXperia ZとHTC J butterflyを利用していますが、それらが霞むほどの美しさです。特にHTC J butterflyの液晶に並ぶレベルの液晶をのせてきたことに驚いています。この高細微ディスプレイはテキスト読みなどでかなり重宝できるのではないでしょうか。

充電ドックが付いてきたこともあり卓上での動画閲覧などもより快適になっていると思います。フルセグ搭載でスポーツ中継などの細かい部分が大事な放送にも対応できるのは嬉しい所ではないでしょうか。問題は受信感度ぐらいでしょうか・・・。

とにかく今回は液晶の美しさが際立っており、作業よりもコンテンツを楽しむ生活が中心の人には非常に適した端末かと思います。若干発熱は感じるのが不安要素ではありますが、不具合報告の良し悪しによっては夏モデルとして購入を検討していいARROWSシリーズが出てきたなというのが印象です。

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