iPhone 8が発売となりましたが、その裏で1年前のモデルであるiPhone 7の人気が再燃しているのはご存知でしょうか。
iPhone 8はデザインでの大した変更がなく、スペックや機能も大きな進化がなかったということで、あまり高い人気は出てきていません。それでいながら価格は最新モデルということもあって結構高めの設定がされてしまっているため、あまり食指が動かないという人が多いようです。
そんな中でiPhone 8とほぼ同様のデザイン、スペックも十分に高性能、それでいて価格が安くなっているということで今iPhone 7の人気が再び出てきています。
使いやすさがほとんど体感レベルでは変わらないという点、見た目も背面ガラスでないだけ、価格は1万円は確実に下回るということで、iPhone 7に人気が集まるのも理解できます。
ここ最近では在庫が足りない状態になってしまうほどであり、入手がiPhone 8並みに困難になっています。
それでもまだ契約できるチャンスはありますので、ここではiPhone 7とiPhone 8との違い・そして価格の安さについてを紹介していきます。機種変更したりする場合にiPhone 8とiPhone 7どちらを契約したらいいかといった判断の参考にしてもらえればと思います。
iPhone 8とiPhone 7の主な違い
まずは超ざっくりとですがiPhone 8とiPhone 7の主な違いを比較してみましょう。
iPhone 8 | iPhone 7 | |
背面 | ガラス | アルミ |
充電 | Qi対応/ライトニング | ライトニング |
CPU | A10 | A11 |
ベンチマークスコア | 約14万 | 約19万 |
カメラ | 暗部撮影が向上 | ― |
重量 | 約10g増加 | ― |
こちらの表の内容でも「主な」違いとなっています。割とどうでもいい変更であっても主だった変更に入れられてしまうぐらい変更点というものは少なくなっています。
性能自体は上がっていますが、どちらもAntutuのベンチマークでは14万点を超えるためにどちらも高性能であることに変わりはありません。10万点越えの5万点差は体感できる差としてそこまで大きくないと思うので、iPhone 8のほうが性能が良いといっても普通に使うことを考えたらiPhone 7でも何も困らないでしょう。
また背面ガラスは耐久性では難があるため、ちょっとした落下でiPhone 8のほうは背面にひびが入ってしまう可能性があります。この辺り下取りや売却なんかを考える場合には、より事故の少なそうなiPhone 7のアルミボディを選んだほうが良いかもしれません。
あとはQi充電は通常のライトニングケーブルでの充電よりも時間がかかるため、あまり新機能としての魅力はないでしょう。
こうした違いしかない中で、iPhone 7とiPhone 8の価格差はそこそこある状態になっています。
主に機種変更、iPhone 8とiPhone 7の価格比較を行ってみました。
docomo
実質価格 | 32GB | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|---|
iPhone 8 | ― | 31752円 | ― | 50112円 |
iPhone 7 | 15552円 | ― | 27216円 | 38880円 |
au
実質価格 | 32GB | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|---|
iPhone 8 | ― | 27360円 | ― | 45600円 |
iPhone 7 | 16200円 | ― | 27720円 | ― |
SoftBank
実質価格 | 32GB | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|---|
iPhone 8 | ― | 26880円 | ― | 45120円 |
iPhone 7 | 20520円 | ― | 32040円 | 32040円 |
ROM容量の違いがあるので単純な比較はできないまでも、それでもiPhone 7は結構安いのではないでしょうか。
それぞれのキャリアの特徴としては以下のような点がこの価格以外のところで存在しています。
docomo
機種変更
docomoの機種変更では契約する方法によって価格がもう少し下がります。
FOMAと呼ばれる契約体系で、ガラケーやキッズケータイを主に利用している人の場合には機種変更での価格がここから約1万円ほど下がります。
しかも一括で買えるようになるので、契約自体は実質価格よりもしやすくなります。
短期契約解除料がかかってしまうものの、解約や機種変更を14ヶ月以内にしなければ問題にはなりません。
参考→端末購入サポートの機種の維持費を安くする方法としての『dカード GOLD』
MNP
MNPでは端末購入サポートで実質価格ではなく一括価格で契約することが出来ます。
こちらも14ヶ月の短期契約解除料がかかりますが、短期間でスマホを変えるような真似をしなければ問題ありません。
au
MNP
auのMNPにはMNPau購入サポートがあります。
こちらも短期契約解除料が1年間かかる代わりに一括で購入することが出来るようになります。
ただしオンラインショップ契約ではこのやり方は用意されておらず、短期契約解除料のない実質契約になります。
SoftBank
MNP
SoftBankでも一括購入割引によって一括でiPhone 7へとMNPすることが出来ます。
こちらは24ヶ月間、解約金とは別に短期契約解除料がかかってしまいますが、期間中の機種変更はその他のキャリアと違って利用することが出来ます。
全体的に機種変更でもiPhone 7はiPhone 8よりも安くてお買い得となっています。iPhone 8もAndroidのフラグシップ系機種に比べれば安いのですが、iPhone 7と比べると先ほど示した違いのためだけに多く支払うかという迷う人も出てくるのではないでしょうか。
今回は進化の少なさと価格の安さからiPhone 8ではなくiPhone 7を選ぶという考え方も十分ありだと思われます。
ただ最初にも言ったように、そうした考えを持つ人は今多くなっているために、iPhone 7の契約はiPhone 8並みに今難しいものになっていて、既に在庫の無いモデルやカラーがあったり契約出来る状態でも要予約が必要な状況になっています。
そのためiPhone 7でいい、むしろiPhone 7のほうが良いと思って契約したいなと思っている人は、なるべく早く契約しないと市場在庫が無くなってしまうでしょう。
人気の高まっているiPhone 7ですが、過去にないぐらいの速度で現在の在庫というものがなくなっていってしまい、すぐにiPhone 8のみしか選べないなんて状況が来てしまうかもしれません。別にiPhone 8でももちろん良いのですが、安さというiPhone 8にはない良さを持っているのはiPhone 7なので、そちらに魅力を感じる人は急いだほうが良いでしょう。
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